平成29年補正ものづくり補助金、二次公募の採択結果、採択率は?

平成29年度補正ものづくり補助金、二次、採択結果

 

本日(平成30年10月29日)、平成29年度補正予算ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金)二次公募の採択結果が発表となりました。採択されたみなさまおめでとうございます!

全国中小企業団体中央会ホームページ

今回の二次公募では、全国で6,355者の申請があり、採択企業は2,471者、採択率は38.8%となりました。前回の一次公募の採択率は55%だったため、かなり厳しい結果となっています。全国的な採択率は30%台後半と、決して低い採択率ではありませんが、実際は西日本豪雨や北海道の被災地エリアの優先加点があったため、該当地域以外の各県では全国平均以下の採択率となったようです。

採択件数は東京都で231件と多い反面、申請企業数も多かったと思われますので、厳しい戦いとなったようです。当事務所が今回支援した千葉県では、55件と企業数に対して比較的採択件数が少なかったようです。被災地エリア等は企業数に対して採択件数が多く、全国平均より若干高い採択率となったのではないでしょうか。関東周辺と被災地エリアを中心とした採択件数は以下の通りです(各県の申請件数はまだ発表されていません)。

  • 東京都 231社
  • 神奈川県 93社
  • 埼玉県 96社
  • 千葉県 55社
  • 岡山県 64社
  • 愛媛県 44社
  • 岐阜県 58社

当事務所では、千葉県内の製造業者様1社、千葉県内の家具製造業者様をパートナーコンサルタントとの共同申請で1社、合計2社の申請支援をさせていただきました。当事務所代表が支援した一件は無事採択となりましたが、パートナーコンサルタントとの共同申請による一件は残念ながら不採択となりました。不採択の場合は、その理由を事務局に確認することができます。気持ちを切り替えて来年の申請に臨みたいものですね。

【今回の当社採択企業】

千葉県内 ねじ・ボルト製造業 一般型1,000万円

【本年度の採択件数、採択率】

当事務所代表の申請企業数7社、うち採択企業7社、採択率100%

ものづくり補助金を二次公募ではなく、一次公募で申請するべき理由とは

ものづくり補助金に限らず、国の補助金は初回募集の採択率が最も高くなっています。当事務所でも、申請を希望される企業様には、必ず一次でチャレンジするようにお願いしています。一次募集の半分程度の採択率まで低下することもあり、採択レベルの申請内容でも不採択となるケースもあります。今回のように被災地エリア等の加点など条件が出されるケースもあり、該当しないエリアの申請は不利な状況となります。1次公募で不採択の場合、その理由を事務局に確認して、再検証して2次公募でリベンジすることも可能です。再度チャレンジする機会が得られること、高い採択率を享受できる点など、1次公募で申請するメリットは大きいですね。1次公募で申請を出すためにも、日頃からの情報収集、早めの準備が欠かせません。

今回の申請で残念ながら不採択となった企業様も、その申請内容、革新性、実現可能性の高い計画となっており、十分採択が狙えたレベルの申請書でした。様々な理由から、ものづくり補助金1次公募で申請を出せなかった企業様でしたので非常に残念ですが仕方ありません。一次公募で申請を出すことができていたら、もしかしたら採択されていたかもしれません…

首尾よく採択を勝ち取る企業は、早めの準備をしています。平成31年も、ものづくり補助金が募集されるようです(平成31年度予算概算要求より)。準備が早すぎることはありません。当事務所にも、すでに数件問い合わせが来ており、そのうち3社は来年申請するための準備を始めています。

再チャレンジが狙える!東京都革新的事業展開設備投資とは?

東京都版ものづくり補助金と呼ばれる、東京都革新的事業展開設備投資支援事業をご存知ですか?上限1億円、東京都最大級の設備投資に使える補助金です。

東京都革新的事業展開設備投資支援事業

ものづくり補助金で不採択となった企業でも、東京都に本店、支店を置く事業者、又は東京都に本店を置き、埼玉県、神奈川県、千葉県、山梨県、群馬県、栃木県の工場に設置する会社は、この補助金をご活用いただけます。

ものづくり補助金以上にハードルの高い補助金と言われていますが、申請書のブラッシュアップ次第では採択を狙うことも可能です。当事務所でもすでに数件支援をスタートしておりますが、まだ間に合いますのでお問い合わせ頂ければと思います。

なお、東京都革新的事業展開設備投資は、申請予約が必要です。申請申し込みは11月12日までとなっておりますので、まずは早めに予約をしておきましょう。

東京都革新的事業展開設備投資のご予約はこちら

最終の締め切りは11月28日となっております。

補助金の採択に向けてやるべきこと

いかがでしょうか?ものづくり補助金や、東京都の革新的事業展開設備投資支援事業など、大型の補助金は必ずもらえるものでは無く、完成度の高い事業計画が必要です。そして限られた募集期間の中で首尾よく申請をあげるためにも、早めの準備、日頃の情報収集が重要です。補助金活用をご検討の事業者様は、来年度の計画を立てる意味でも、一度お問い合わせ頂ければと思います。初回の相談は無料となっております。

電話でのお問い合わせ 043-235-7155

東京都革新的事業展開設備投資専用問い合わせ(当社代表モバイル)090-5322-8416

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